2019-01-01から1年間の記事一覧
ご無沙汰してます。 ザヴィヌルとエリントンの関係について始めたはいいものの、予想通りというか、その迷宮の深さに身動きが取れなくなってしまった管理人の satoryuh です。 いや、本当は公私の生活がバタバタしておりまして、なかなかエリントンの世界に…
再びエリントンとザヴィヌルについて。 今回はエリントンと、というよりもエリントニアンとのエピソードです。 あ、出典はやっぱりグラサーのこの本です。 この本、本当に誰かに話したくなるエピソードばかりです。 出版関係者のみなさま、「ジャズ初心者の…
前回の続き。 『季刊ジャズ批評44号』(1983年)に、「来日したブルース/R&Bアーチスト」の写真が掲載されていましたので、挙げておきます。 しかし、ほとんど知らないミュージシャンばかり。ブルースはまだまだ不勉強です。 James Carr & Otis Rush Lee Al…
ご無沙汰しております。 部屋の整理にあたり、また面白い本を発掘しましたので、その内容を引いておきましょう。エリントン、エリントニアンに関するところだけです。 季刊ジャズ批評44号(昭和58年 1983 No.1) 特集 黒人雑学事典 【対談】いま ハーレムは …
今日の記事はエリントンとザヴィヌルの関係の核心です。 少なくとも管理人はそう考えていて、この出来事があったからこそ、ザヴィヌルは終生エリントンのことを考え続けていたのではないでしょうか。 例によってグラサーのこの本からの引用です。 ザヴィヌル…
先日、あまりにも有名なエリントンのあの言葉についての記事を書きました。 この記事についていただいたコメントの中に「もっと詳しく!」という要望があったので、今日はそれに答えようと思います。確かに、それももっともな意見だなあ、と。 わたしはやっ…
世の中には2種類の音楽しかない。いい音楽と、そうでない音楽とだ。 さまざまな場面で引かれる、あまりにも有名なエリントンのこの言葉。 今日はその出典を示しておきましょう。 ダブルカフスに注目。 世の中には2種類の音楽しかない。いい音楽と、そうで…
グラサーの本の続きです。 やっぱりこの本、おもしろいですよ。再販しないかなあ。 ザヴィヌル―ウェザー・リポートを創った男 作者: ブライアングラサー,小野木博子 出版社/メーカー: 音楽之友社 発売日: 2003/10/01 メディア: 単行本 クリック: 2回 この商…
さて、エリントンとザヴィヌルの関係に戻りましょう。 ザヴィヌルのことを知るには、この本がいいです。 約20年前、ザヴィヌルの生前に出た本で、訳書もその2年後に出版されました。 訳書の出版の早さが、この本の重要性を物語っています。 ザヴィヌル―ウェ…
ザヴィヌルの話は少し横において、今回はエリントンのCDを安く手に入れる方法について書こうと思います。 この音楽配信が主流となりつつある時代において、いまさらCDの買い方の紹介もないだろうとは思いますが、これからエリントンを聴こうと思う人にとって…
うわ。 またすごいのがでてきました。 マイルス狂の友人へのプレゼント、と思ってブックオフで買ったスイングジャーナルのバックナンバー。 その後、関西から東へと転勤になった友人はもうずっと戻ってきません。渡す機会も少なそうだから、と思って、捨てて…
tas1014さんのコメントまとめ、最終回です。 まずは、tas1014さんのコメントへのわたしの返事を。 いつも丁寧なコメント、ありがとうございます。 …というかtas1014さん、もはやこれはコメント欄に留めておくのは勿体ない内容ですよ! エリントンの『My Peop…
一連の tas1014さんによるコメントのまとめ。 というか再掲です。今回のコメントはひとつのピークと言えるでしょう。 解説も必要ない達意の文章なので、言及されている資料のリンクを示す程度に留めます。 確かに、エリントンとザヴィヌルの関係を考察するに…
エリントンとザヴィヌルの続き、(その4)です。 tas1014さん の素晴らしいコメントに答えてのわたしの返答を。 tas1014さん 「周知の内容」ではないと思いますよ~(笑)。いつものことながら丁寧なご紹介、ありがとうございます。エリントン/ザヴィヌル…
日常がバタバタしておりまして、更新が滞っておりました。 ぼちぼち復活します。 今日はその予告編程度の内容です。 前回、WDR(Westdeutschen Rundfunk)ビッグバンドの『Rediscovered Ellington』について触れました。 Rediscovered Ellington: New Takes …
エリントンとザヴィヌルに関して、ここで少し寄り道して、前回記事の補足を。 tas1014さんが言及された2枚の作品についてみておきましょう。 1枚めはこれ。 Ellington Loverなら、その作品名だけで聴いてみたいと思わせる作品。 WDR Big Bandによる『Redis…
エリントンとザヴィヌル、その3。ザヴィヌルの『My People』の冒頭で引かれているエリントンの語りと、その元ネタについて。
前回書いたように、しばらくエリントンとザヴィヌルについて書きます。 その経緯を説明すると、わたしが何となく触れた、ウェザー・リポートの「Rockin'in Rhythm」についての記事。この記事についてのtas1014 さんからのコメントが始まりです。 いよいよジ…
今回の記事から数回にわたって、エリントンとザヴィヌルの関係をまとめておこうと思います。このエリントンとザヴィヌル問題は奥が深い。わたしは、エリントンについて考えることは「ジャズ」について考えることと同義だと思っていますが、同様のことはザヴ…
晩年のエリントンのライフ・ワークとなった「Sacred Concert」。今回はその第2期です。武満徹も留学中に生で聴いたこのプログラム、アリス・バブスの参加もあって、実に聴き応えのある作品なんです。
さて、今回はストレイホーンと並んで『My People』のピアノ、指揮を担当したジミー・ジョーンズの1枚について。偶然なことに、『My People』の近くに紹介文があったので引いておきます。 & Associates アーティスト: Ben Webster 出版社/メーカー: Imports …
先日の『Sacred Concert』に続いて評価が難しい1枚です。そして、その音楽よりも文化的な影響が大きいところも同じ。そして、ザヴィヌルとの関係を考える上で重要な1枚です。
エリントン、70歳のバースデイ・コンサート。ただ、雰囲気は祝祭というよりも「お父さん、いつもありがとう」なホームパーティです。ホッジスもまだ健在です。
とうとうこの1枚を紹介する日がやってきました。 といっても、野口氏の紹介文に乗っかる形なので、ほんのさわりだけですが。 FAR EAST SUITE アーティスト: DUKE ELLINGTON 出版社/メーカー: RCA 発売日: 2016/07/22 メディア: CD この商品を含むブログを見…
後期エリントンの民族音楽解釈の一サンプル、そしてルイ・ベルソン・フィーチャー作品として聴くと、新たな発見がある1枚です。ジャケットもいいですよ、珍しくエリントンのアップじゃないから、LPで飾ってもインテリアの邪魔にならないんです。
今回も野口久光氏の紹介記事の紹介で、1927-1940の続き。 ただ、今回紹介するLPはCDでも再発されてないみたいなんですよね。わたしの好みとしては、Volume One よりもVolume Two の方が好きなのですが。 エリントンの黄金時代 デューク・エリントン楽団 (Cl…
1971年の今日、2月17日は、いまも多くの若いミュージシャンに霊感を与え続けている、エリントン晩年の名盤、『Afro-Eurasian Eclipse』の録音日。原点回帰とも言えるこの作品、エリントン晩年の方向性を考える上でも重要です。 ・・・お待たせしました。 今…
エリントンの黄金時代のベスト盤、野口久光氏のディスク評です。コロンビア、1927-1940。このLP、amazonでも買えます。
今回はエリントンから少し離れますが…重度のEllington Lover、ミンガスのピアノ・ソロ作品についてです。 野口久光氏のレコード評から。 Mingus Plays Piano アーティスト: Charles Mingus 出版社/メーカー: Grp Records 発売日: 1997/03/25 メディア: CD 購…
サッチモとエリントンのセッションについては、やはり野口久光氏のコメントを前に紹介しました。今回はその続きです。 サッチモ=エリントンに再会 ルイ・アームストロング、デューク・エリントン(Roulette) The Great Reunion [12 inch Analog] アーティ…