2020-01-01から1年間の記事一覧
さよならのあとで 作者:ヘンリー・スコット・ホランド 発売日: 2012/01/27 メディア: 単行本(ソフトカバー) 大学時代の1年下の後輩、H君が亡くなった。 享年41歳、死因は脳炎だそうだ。 H君はベーシストだった。 高校まではエレベを弾いていたが大学から…
もっと早く書くべき内容でした。 村上春樹さん、結構エリントンについて言及してるし、エリントン研究における重要文献に関係したりしてるんです。 そういえば、『ポートレイト・イン・ジャズ』の単行本(ハードカバー)はエリントンが表紙だし、『意味がな…
ビリー・ホリデイの音楽には、「秋の時代」があります。 そして主にこの時代の録音を集めた『Lady in Autumn』に、エリントン・ナンバーの「Prelude To A Kiss」と「Do Nothin' Till You Hear From Me」が収められてます。
前回、「Don't Get Around Much Anymore」について、『ジャズ詩大全(1)』を参考にして歌詞の面から書きました。 今回はその補足。 「Don't Get Around Much Anymore」(Never No Lament)は、作曲はもちろんエリントンですが、これに歌詞をつけたのがボブ…
「Don't get around much anymore」は、エリントンのファッツの「Ain't Misbehavin'」へのオマージュでしょ? という話です。あと、『ジャズ詩大全』、勉強になりますよ、という話。
ご無沙汰しております。 気づいてみると、最後に投稿した記事は6月のSpotify の MASADA の記事ですか。 ……3ヶ月も前!? いや、だらだらしてたわけじゃないんですけど、この間は公私ともにバタバタしておりまして。。。 しかし、もちろんエリントン研究を怠…
ちょっと興奮状態で書いてます。 ジョン・ゾーンのMASADA、いつから Spotify 解禁になったんですか! 1から10まで、全部聴けるじゃないですか! 76年代生まれの人間にとって、「ジョン・ゾーン」は大きな存在だ。 ジャズ全盛期のフリー・ジャズの文脈、また…
コロナ禍でジャズ・ミュージシャンの訃報が続きます。 ウォレス・ルーニー、リー・コニッツ、バッキー・ピザレリ、エリス・マルサリス。 マッコイ・タイナー……は新型コロナとは関係ないようですが、ハル・ウィルナーの死には衝撃を受けました。エリントン・…
サキソフォン奏者ARAKI Shin氏へのインタビュー後半。今回は、いよいよ drolo / エフェクトの具体的な話です。 サックスにエフェクトを使う場合の基本にして重要な考え方についても。
前回の続きです。 サックス奏者にして作曲家、アンビエント・ミュージシャンのARAKI Shin氏へ、管楽器のエフェクターに関するインタビューが実現。管楽器奏者がエフェクターを使うことの意味、drolo / Effects というエフェクターの特性について、有益な話を…
前回の続きで、今回も管楽器のエフェクターについて。 結論を先に述べると、今回は、 日本人初の北欧エフェクターメーカーである Droloの公式アーティスト、ARAKI Shin の紹介です。 前回は金管楽器のエフェクターについて書きました。 今回はサックスのエフ…
なんだかんだで、3月は忙しい時期です。 エリントンとザヴィヌルについてのまとめも終わり、年度代わりのもろもろの更新と合わせて整理をしていたら、この音源を見つけました。 突然ですがみなさん、この音源、聞いたことありますか? このトランペット、ち…
長かったグラサーのこの本の概観、 ようやく終わりを迎えることができました。 引用ばかりでしたが、続くことなんと14回。長かったなあ。 ザヴィヌル―ウェザー・リポートを創った男 作者:ブライアン グラサー 発売日: 2003/10/01 メディア: 単行本 この本は…
今回の内容は、バンド・リーダー必見。 特に、運営に悩めるリーダーに読んでほしい内容です。 といっても、ザヴィヌルは典型的な「トップダウン型」。フロイト派が喜んで分析対象とするようなファルス支持者です。 いろいろ批判もあると思いますが、成果とい…
ザヴィヌルとエリントン、佳境に入ってまいりました。 今回は「シンセサイザー讃歌」とでもいうべき内容です。 そういえば、管理人が敬愛するエリントン研究者、加藤総夫氏が、「エリントンが現在生きていたなら、「コンピュータ・ミュージックの打ち込み魔…
エリントンとザヴィヌルの関係、続きです。 アコースティック時代からエレクトリック、ウェザー・リポート時代へ。 おもしろいことに、WR時代の方がエリントンとの「近さ」を感じることができるんです。