Kinda Dukish (かいんだ・でゅ~きっしゅ)

「デューク・エリントンの世界」別館。エリントンに関することしか書いてません。

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

SPからLPへ。エリントン、LP第1作は「傑作」だった。

前回に引き続き、小川隆夫氏の著作から。 知ってるようで知らない ジャズ名盤おもしろ雑学事典 小川隆夫 著 作者: 小川隆夫 出版社/メーカー: YMM 発売日: 2008/02/21 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 前回は、第1次大戦終了後の「ハーレム・…

エリントンのハーレム・ルネッサンスについて。(小川隆夫氏の著作より)

ジャズ・ミュージシャンのブラインドフォールド・テスト・シリーズが面白かったので、その他の小川隆夫氏の著作を読む。 「トリビア多めの通史の教科書」といった感じで読みやすい。エリントンに関する箇所を引いておく。

必聴だけど混乱必至。「ドルフィーの」エリントン・カバー。

もはや「ドルフィーのエリントン曲集」と言ってしまってもいいこの作品には、制作・発売・ジャケットなど、非常にややこしい経緯があります。混乱してませんか?

マックス・ローチの裏の顔。Max Roach、『Money Jungle』を語る。

上から発言、チンピラ、根回しオヤジ…マックス・ローチの本性について。『Money Jungle』録音に関する妄想です。/マックス・ローチ。善良そうな顔に騙されてはいけない。中学生の頃に公園のダンボールに住んでいたような顔に騙されてもいけない。

「Early Ellington」の「Early」っていつのこと?

「アーリー・エリントン」とはいつのことなのか。初期から全盛期だったエリントンはその区分が難しい。 ずっと前、友人たちと酒を飲んでいたときのこと。 酒も効いてきて「アーリー・エリントンを聴き直してやっとその素晴らしさに開眼して云々(「でんでん…

「『パリコン』の再発」という事件。

再発が事件となる作品、『The Great Paris Concert』。その再発に関するディスク・レヴューと「55年体制」について。あと、CDを発売する側はこういう「売れるCD」を売る努力をしてほしい。

美輪明宏、デューク・エリントンを語る。

美輪明宏とエリントン・・・別に大したこと言ってないんだけど、この組み合わせが面白かったので引いておく。 「ニワトリではなく、魚が産卵するように曲を作る」という言い回しは面白い。

ジミー・スコットによる「ムード・インディゴ」。

ジミー・スコットが「ムード・インディゴ」をカバーしていた。 コンボとギター1本のアレンジの2テイクを収録。 スコットは先天性のホルモン異常に起因するカルマン症候群のために男性にしてアルトの音域。しかしその独特のサウンドがエリントン曲に合う。 …

ルー爺は言った。「これ、『SIDE BY SIDE』? それとも『BACK TO BACK』?」

「『SIDE BY SIDE』と『BACK TO BACK』、どっちがどっちだっけ?」ルー・ドナルドソンの率直な疑問。そして、エリントン・ストレイホーン問題へと続く意外な事実も発見。

菊地雅章、『Money Jungle』を語る。

菊地雅章、『Money Jungle』を語る。「オレ、デュークが一番好きなピアニストだからね。…ギルはある意味で人生の達人だったな。」

エリントン、63年2月の奇跡。

63年2月、エリントンはヨーロッパで暴れまくっていた。 わずか1ヶ月の間にミラノ~ストックホルムを縦断してライブをしまくり、その間に実に5枚のアルバム作品を録音する。『Money Jungle』『Duke Ellington & John Coltrane』はこの半年前の62年9月の録音(…