Kinda Dukish (かいんだ・でゅ~きっしゅ)

「デューク・エリントンの世界」別館。エリントンに関することしか書いてません。

サッチモ/エリントン・セッションの文献学的整理と、チル・アウトとしての「Azalea」の素晴らしさ。

サッチモとエリントンのセッションについては、やはり野口久光氏のコメントを前に紹介しました。今回はその続きです。 サッチモ=エリントンに再会 ルイ・アームストロング、デューク・エリントン(Roulette) The Great Reunion [12 inch Analog] アーティ…

You Better Know It! ユニークでアーシーなニーナのエリントンカバー。

ニーナ・シモンのエリントン・カバー集。ボーカル パワフル、ピアノはユニーク、LPジャケット魔除けの飾り…と完璧な作品。選曲がアーシーかつマニアックな1枚です。

ハリー・ジェイムスとエリントン。「ホッジスの乱」と「エリントンの大強奪」の裏事情。

スウィング時代のひとつの挿話、ハリー・ジェイムスとエリントンの因縁についての話です。

「エリントン・コイン」、ご存知ですか? 

再開早々、エリントン・ミュージックと関係ない話で恐縮なのですが……「エリントン・コイン」ってご存知ですか? いわゆる「50州25セント硬貨プログラム」の一環として鋳造された硬貨で、2009年に発行されたようです。わたしは硬貨に関してはまったくの門外漢…

ご無沙汰しております。そろそろ、再開しようかと。

みなさん、ご無沙汰しております。 「かいんだ・でゅ~きっしゅ」管理人のsatoryuhです。 このブログ、長いこと更新していませんでした。ブログだけでなく、本館サイトとツイッターもほぼ不動状態でして、大丈夫? 生きてるの? なんて問い合わせを頂いたこ…

エリントンのラウンジ・ミュージック、『Afro-Bossa』。

結論から先に述べよう。 『Afro-Bossa』は、曲の斬新さにオケの演奏力が追いついていない。 演奏者の解釈がこの時点では不十分とでもいおうか、残念な完成度となっている。 だが、それこそがエリントンの狙いだったのかもしれない。 いつものように、野口久…

62年夏の3部作の嚆矢。『Duke Ellington Meets Coleman Hawkins』(野口久光氏)

62年夏の3部作の嚆矢。 続く2枚があまりに有名すぎてあまり話題に上らないが、これも悪くない1枚。 デューク・エリントン・ミーツ・コールマン・ホーキンス アーティスト: デューク・エリントン,コールマン・ホーキンス 出版社/メーカー: ユニバーサル ミ…

「ピアニスト、エリントンの全貌をみせる待望の逸品」(『Money Jungle』野口久光氏紹介文)

「エリントンというとバンドも古いし、ピアニストとしてはあまり頂けないなどというとんでもない説をなす人も少なくなかったが、そういうのは全くジャズ・ファンの風上におけない手合いである。」 …野口氏、お怒りのご様子です。

『Duke Ellington & John Coltrane』紹介。(野口久光氏)

野口久光氏によるリアルタイム・ジャズ名盤紹介シリーズ。 今回は、「エリントンの」というよりも、モダン・ジャズの名盤のこれ。 本館サイトでも、このブログでも何度も言及してきたこの1枚について。 録音は62年9月26日。 Duke Ellington & John Coltrane…

色気の無い「Something To Live For」。(Steve Lacy『Evidence』)

ソロ4作目である本作『Evidence』におけるエリントン。しかし、このカバーの仕方はエリントンの再解釈というか、むしろその魅力を解体しているかのような演奏なのです。