Kinda Dukish (かいんだ・でゅ~きっしゅ)

「デューク・エリントンの世界」別館。エリントンに関することしか書いてません。

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『My People』のサンプリング、その元ネタについて。エリントンとザヴィヌル(その3)

エリントンとザヴィヌル、その3。ザヴィヌルの『My People』の冒頭で引かれているエリントンの語りと、その元ネタについて。

ザヴィヌルのエリントンへのこだわり。エリントンとザヴィヌル(その2)

前回書いたように、しばらくエリントンとザヴィヌルについて書きます。 その経緯を説明すると、わたしが何となく触れた、ウェザー・リポートの「Rockin'in Rhythm」についての記事。この記事についてのtas1014 さんからのコメントが始まりです。 いよいよジ…

エリントンとザヴィヌル。その影響関係と距離感。(その1)

今回の記事から数回にわたって、エリントンとザヴィヌルの関係をまとめておこうと思います。このエリントンとザヴィヌル問題は奥が深い。わたしは、エリントンについて考えることは「ジャズ」について考えることと同義だと思っていますが、同様のことはザヴ…

武満徹も生で聴いた、アリス・バブスの Second Sacred Concert の完成度。

晩年のエリントンのライフ・ワークとなった「Sacred Concert」。今回はその第2期です。武満徹も留学中に生で聴いたこのプログラム、アリス・バブスの参加もあって、実に聴き応えのある作品なんです。

ベン・ウェブスター、ジミー・ジョーンズ、コールマン・ホーキンス。

さて、今回はストレイホーンと並んで『My People』のピアノ、指揮を担当したジミー・ジョーンズの1枚について。偶然なことに、『My People』の近くに紹介文があったので引いておきます。 & Associates アーティスト: Ben Webster 出版社/メーカー: Imports …

『My People』について、少しだけ。ザヴィヌルとエリントン。

先日の『Sacred Concert』に続いて評価が難しい1枚です。そして、その音楽よりも文化的な影響が大きいところも同じ。そして、ザヴィヌルとの関係を考える上で重要な1枚です。

「アナタヲ・アイスル」なエリントン70歳記念コンサート。

エリントン、70歳のバースデイ・コンサート。ただ、雰囲気は祝祭というよりも「お父さん、いつもありがとう」なホームパーティです。ホッジスもまだ健在です。

『極東組曲』、この素晴らしき傑作を。

とうとうこの1枚を紹介する日がやってきました。 といっても、野口氏の紹介文に乗っかる形なので、ほんのさわりだけですが。 FAR EAST SUITE アーティスト: DUKE ELLINGTON 出版社/メーカー: RCA 発売日: 2016/07/22 メディア: CD この商品を含むブログを見…

エリントン、第1回目のSacred Music。

後期エリントンの民族音楽解釈の一サンプル、そしてルイ・ベルソン・フィーチャー作品として聴くと、新たな発見がある1枚です。ジャケットもいいですよ、珍しくエリントンのアップじゃないから、LPで飾ってもインテリアの邪魔にならないんです。

コロンビアのエリントン黄金時代 1927-1940、Vol.2。

今回も野口久光氏の紹介記事の紹介で、1927-1940の続き。 ただ、今回紹介するLPはCDでも再発されてないみたいなんですよね。わたしの好みとしては、Volume One よりもVolume Two の方が好きなのですが。 エリントンの黄金時代 デューク・エリントン楽団 (Cl…

1971年の今日、2月17日は『Afro-Eurasian Eclipse』の録音日。

1971年の今日、2月17日は、いまも多くの若いミュージシャンに霊感を与え続けている、エリントン晩年の名盤、『Afro-Eurasian Eclipse』の録音日。原点回帰とも言えるこの作品、エリントン晩年の方向性を考える上でも重要です。 ・・・お待たせしました。 今…

1927-1940、コロンビアのエリントン黄金時代

エリントンの黄金時代のベスト盤、野口久光氏のディスク評です。コロンビア、1927-1940。このLP、amazonでも買えます。

ミンガスのピアノ、その真価は?

今回はエリントンから少し離れますが…重度のEllington Lover、ミンガスのピアノ・ソロ作品についてです。 野口久光氏のレコード評から。 Mingus Plays Piano アーティスト: Charles Mingus 出版社/メーカー: Grp Records 発売日: 1997/03/25 メディア: CD 購…

サッチモ/エリントン・セッションの文献学的整理と、チル・アウトとしての「Azalea」の素晴らしさ。

サッチモとエリントンのセッションについては、やはり野口久光氏のコメントを前に紹介しました。今回はその続きです。 サッチモ=エリントンに再会 ルイ・アームストロング、デューク・エリントン(Roulette) The Great Reunion [12 inch Analog] アーティ…

You Better Know It! ユニークでアーシーなニーナのエリントンカバー。

ニーナ・シモンのエリントン・カバー集。ボーカル パワフル、ピアノはユニーク、LPジャケット魔除けの飾り…と完璧な作品。選曲がアーシーかつマニアックな1枚です。

ハリー・ジェイムスとエリントン。「ホッジスの乱」と「エリントンの大強奪」の裏事情。

スウィング時代のひとつの挿話、ハリー・ジェイムスとエリントンの因縁についての話です。