2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧
結論から先に述べよう。 『Afro-Bossa』は、曲の斬新さにオケの演奏力が追いついていない。 演奏者の解釈がこの時点では不十分とでもいおうか、残念な完成度となっている。 だが、それこそがエリントンの狙いだったのかもしれない。 いつものように、野口久…
62年夏の3部作の嚆矢。 続く2枚があまりに有名すぎてあまり話題に上らないが、これも悪くない1枚。 デューク・エリントン・ミーツ・コールマン・ホーキンス アーティスト: デューク・エリントン,コールマン・ホーキンス 出版社/メーカー: ユニバーサル ミ…
「エリントンというとバンドも古いし、ピアニストとしてはあまり頂けないなどというとんでもない説をなす人も少なくなかったが、そういうのは全くジャズ・ファンの風上におけない手合いである。」 …野口氏、お怒りのご様子です。
野口久光氏によるリアルタイム・ジャズ名盤紹介シリーズ。 今回は、「エリントンの」というよりも、モダン・ジャズの名盤のこれ。 本館サイトでも、このブログでも何度も言及してきたこの1枚について。 録音は62年9月26日。 Duke Ellington & John Coltrane…
ソロ4作目である本作『Evidence』におけるエリントン。しかし、このカバーの仕方はエリントンの再解釈というか、むしろその魅力を解体しているかのような演奏なのです。
今と変わらず、昔も希少音源への欲望は強かったようで…。音楽ファンがメディアの変遷に翻弄されるのはいつの時代も同じこと。 The Indispensable Duke Ellington 1 & 2 出版社/メーカー: RCA Victor メディア: LP Record この商品を含むブログを見る ザ・ベ…