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Kinda Dukish (かいんだ・でゅ~きっしゅ)

「デューク・エリントンの世界」別館。エリントンに関することしか書いてません。

『ニューオーリンズ組曲』の原田和典評。

f:id:Auggie:20170105041308j:plain ジャズ批評 No.112 (2002年7月) 特集 ジャズ・ビッグバンド

 

New Orleans Suite

New Orleans Suite

 

 

エリントンは「組曲」をねらえ /Duke Ellington 『New Orleans Suite』

これから本腰を入れてデューク・エリントンを聴いてみよう、もしくはまだ聴いたことがないけどちょっと興味があるという人に僕は心から「おめでとう」と言いたい。うまく彼の音に馴染むことができれば、あなたはジャズを、芸術を友達として生きていけるも同然だからだ。そしてハンバーグ弁当をノリ弁にしてでも、水割りをホッピーにしてでもデュークのディスク蒐集に熱を入れることになるだろう。なにしろ二〇年代から七四年まで活動した人なので吹き込みは莫大だが、もしデュークを何か一枚というのであれば、できるだけ録音が新しく、スタンダード・ナンバーが少なく、組曲であるものを僕は薦める。その点では本作などは絶好だろう。デュークが綴るニューオリンズ風物詩。ウィントン・マルサリスは多分これをすりきれるほど聴いたとみた。また晩年のデュークはセイクリッド・コンサートなる催しも継続的に開催していた。コーラスを従え、エレクトリック・ピアノも弾き、オーケストラまるごと歓喜を表現する『セカンド・セイクリッド・コンサート』(Prestige)は、マーヴィン・ゲイの『ホワッツ・ゴーイング・オン』(Motown)に通じる「内省的な高揚感」に包まれている。

 作品自体の解説は少なく、原田氏による「これからエリントンを聴こうとする人へ」といった内容だ。エリントンをはじめて聴こうとする人に、何を薦めるかは本当に難しい。管理人としてはこの作品の優先度は高くないのだが、この作品からエリントンの世界に入るのももちろんありだと思う(管理人が薦める作品は以下)。 

 

sites.google.com

 

ちなみに、セイクリッド・コンサートは発表されてるものは全部で3回。

それぞれ、65年(発表66年)、68年(発表同年)、73年(発表75年)で、すべて内容が異なる。 

Duke Ellington's Concert Of Sacred Music

Duke Ellington's Concert Of Sacred Music

 

 

2nd Sacred Concert

2nd Sacred Concert

 

 

そして、3回めはこれ、なのだが、 

f:id:Auggie:20170105045905j:plain

 

もう廃盤らしく(amazonにはマーケットプレイス商品もなし)、リンクが張れないので、同作のカバー作品を紹介しておこう。 

 

Duke Ellington's Sacred Concert no 3

Duke Ellington's Sacred Concert no 3

 

マーヴィン・ゲイのアレも、念のため。

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